転倒による年間入院件数が6件からわずか1件に減少! | 株式会社よねき・介護付有料老人ホーム せなみ米喜家

〒990-0881 山形県山形市瀬波1丁目11-11
https://yonekiya.com/-
管理者
稲毛さま
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相談員兼ケアマネ
結城さま
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機能訓練指導員
真木さま
客観的な視点をもとに共通認識を持つことで利用者様の安全や施設運営の安定に繋がっています
株式会社よねき/介護付き有料老人ホーム せなみ米喜家はどのような特徴がある事業所ですか?
『頼りきらない生活を楽しめる施設』をコンセプトに4つの事に力をいれています。
- 【ハード面】 四季を感じられる中庭を囲うように施設を一周できる設計になっており、歩行訓練などの意欲が高まる工夫をしています。
- 【イベント】季節ごとのイベントだけでなくラーメンやそばの屋台などをはじめ、特に、出張デパートでは施設内にいながらショッピングのわくわく感、オシャレをするウキウキ感を味わえると好評をいただいております。
- 【アクティビティ】充実したアクティビティと専従の指導員により認知症の予防改善、身体機能維持・向上に力を入れています。
- 【医療ケア・看取り】協力医療機関のもと、365日24時間、認知症をはじめ医療的ケアが必要な方も多数ご入居され看取りまで対応しています。


CareWiz トルトを導入した背景について教えてください。
看護主任が山形新聞でCareWiz トルトの記事を見つけ教えてくれたのがきっかけでした。施設の特色として個別機能訓練に力を入れていこうと話していたタイミングだったので、さっそく無料トライアルに申し込みしました。介護記録を電子化するため、各フロアにiPadを導入したことも条件が合っていました。機能訓練の成果が可視化できたら、利用者、職員のモチベーションもあがり、ADLが向上することで転倒による入院なども減少するのではと考え、導入の運びとなりました。CareWiz トルト以外にも歩行分析の機器などはありましたが、価格の面で現実的ではありませんでした。アプリにログインするだけで簡単に操作ができたことも導入しやすかった点です。
株式会社よねき/介護付き有料老人ホーム せなみ米喜家ではCareWiz トルトをどのように使っていますか?
新規のご利用者様がご入居されたら、ケアプラン作成と並行しケアマネジャーと機能訓練指導員がiPadでご利用者、ご家族の同意のもと、動画撮影しCareWiz トルトで歩行分析させていただいています。分析結果をもとに転倒などのリスクをご利用者、家族、職員で共有しています。また、個別機能訓練計画作成時と3か月毎にCareWiz トルトを使用し歩行分析を行い、計画の立案、変更、評価に役立てています。注意点としては撮影するから歩いてと伝えてしまうと利用者様が意識、緊張してしまい普段と違う歩行状態になってしまうのでできるだけさりげなく撮影する事です。

CareWiz トルトを導入してどのような変化がありましたか?
導入のきっかけのひとつとして転倒事故を少なくする狙いがありました。前年度は6件の転倒がきっかけで長期入院されたご利用者様がいましたが、導入年度は1件と減少しました。タイミングなどもあったかもしれませんがCareWiz トルトの効果は実感できています。入院による空き部屋を作らないことで、充分な費用対効果が得られました。また、ご利用者様もCareWiz トルトによる歩行分析に興味を持たれ楽しみながら歩行分析を行い、日々の機能訓練のモチベーションアップにもつながっている様です。

今後取り組みたいことを教えてください。
現在は、有料老人ホームだけでの導入ですが法人内の他部署、特に福祉用具貸与の事業所などにもお勧めしたいと思っています。地域交流の一環として地域の認知症カフェに参加した際に、CareWiz トルトを活用させていただきましたが、歩行分析ができると評判になり、そのためだけに認知症カフェへ足を運んでくれた方も居りました。同法人の理学療法士と一緒に参加し、分析結果をもとにおすすめの運動をご提案させていただきご好評を得ました。このような地域のイベントなどにもCareWiz トルトが活用できると思います。

今後CareWiz トルトを知り合いの方におすすめするとしたら、一番のメリットとして何とお伝えしますか?
「ふらつき」や「転倒リスク」などは、個人の尺度などがあって、言葉ではなかなか伝わりづらい部分がありました。CareWiz トルトがリスクを可視化してくれることで客観的な視点をもとに利用者様、ご家族様、職員で共通認識を持つことが可能となりました。その結果が転倒事故の減少につながり、利用者様の安全や施設運営の安定に結びついていると感じています。
転倒件数 前年度 36件→CareWiz トルト導入後 14件
転倒による入院件数 前年度 6件→CareWiz トルト導入後 1件
5件(転倒減少分)×20万(1か月の損失)×3か月(入院期間) = 300万
転倒時の対応にかかる人件費やCareWiz トルトの利用料を差し引いても、少なくとも250万円以上の損失を防ぐことができ、事業の収益面でもプラスの効果がありました。
