在宅生活に力を入れている事業所」として、退院・在宅復帰直後の利用相談数が増加! | ウェルフェアー株式会社

生活動作を想定した条件下の歩行評価が利用者の理解度と機能訓練への意欲向上にも寄与しています
ウェルフェアー株式会社はどのような特徴がある法人/事業所ですか?
ウェルフェアー株式会社は関西圏を中心に通所介護施設、グループホーム、居宅介護支援事業所を展開しています。「たとえ小さな一歩でも、昨日より確実に進んでいること」を信条に、利用者様・家族様が住み慣れた地域での生活を継続できるように支援を行っています。デイサービスでの活動の全てが在宅での生活を継続するための訓練と考え、自立支援を主とした介護を行っています。また四季折々の多種多様な行事や企画を設け、利用者が楽しみながら心身機能の維持・向上を図れる仕組み作りを行っています。
CareWiz トルトを導入した背景について教えてください。
当社では全通所介護施設で個別機能訓練を提供しており、適宜、機能訓練指導員が評価を実施していますが、評価する人物の知識やスキルの違いで評価結果に差が生じていました。評価は前回実施時との環境の再現性及び評価基準の均一が必要であると考え、AIを用いた客観的な評価が出来るトルトを導入する事で一定した評価結果を利用者の方々にお伝えする事が出来ると思い導入しました。
ウェルフェアー株式会社では、どのようにCareWiz トルトを使っていますか?
1~3ヶ月毎に普段実施している身体機能評価とは別にトルトでの歩行評価を実施しています。コミュニケーションシートをお渡しすると共に前回撮影した歩行の動画と見比べて、どのように変化したのかを確認して頂いています。
また在宅生活の維持を重視している観点から整地された場所で撮影するのは勿論、在宅環境に近い環境での歩行や日常生活で行っている生活動作を想定した歩行など様々な条件下の中で歩行を評価し、通常の歩行との歩行時間やふらつきの違いなどを比較して利用者へ在宅生活での注意点や指導などをお伝えしています。
撮影した動画、評価シートは利用者だけでなく家族や担当ケアマネージャーにも郵送やメールを使ってお渡しし、利用者の歩行状態の変化をお伝えしています。

CareWiz トルトを導入してどのような変化がありましたか?
トルトを導入する事で利用者、ケアマネージャーそれぞれに変化がありました。
利用者の変化としてあげられるのが理解度と機能訓練への意欲でした。これまでも評価の一環として歩行速度や筋力の数値化は行っていましたが、前回と比較する際に数字だけでは利用者へ十分に変化を伝えるのは困難でした。しかし、歩行の撮影を継続して行うことで、過去の自身との比較が数値だけでなく、動画で視覚的に比較することが出来るようになり、利用者へのこれまで以上の理解に繋がりました。理解が深まったことに加え、コミュニケーションシートに表示される現在・過去との点数によりこれまで以上に評価の点数に気にされるようになり、多くの方が「点数が良くなるように頑張ります」と訓練への意欲向上にも繋がっています。
また、ケアマネージャーの変化としては、当社からトルトの動画・コミュニケーションシートを発信し続けたことで『利用者の在宅生活に力を入れている事業所』と一定の評価をいただき、退院・在宅復帰直後の利用者のご利用の相談を多く受けるようになったことがあげられます。
今後取り組みたいことを教えてください。
トルトがweb版になったことで今までのアプリ版では柔軟に行えていなかったことが解消できつつあります。端末さえあれば利用者の自宅内の歩行の状態を簡単に評価できるようになりました。また家族やケアマネージャーが集う場で歩行の動画を再生することが可能となり、言葉だけでなく実際の様子を伝えやすくなりました。
トルトの新機能を最大限に活かし、在宅生活継続に向けた訓練・指導、情報提供を強化していく予定です。
今後トルトを知り合いの方におすすめするとしたら、一番のメリットとして何とお伝えしますか?
継続して評価を撮影することは、利用者だけでなく施設側の人間にとっても変化を追いやすくなります。様々な歩容形態に対応していることから機能訓練の目標設定やプログラム立案だけでなく、福祉用具や家庭内環境の提案や選定をはじめ施設内の職員及び自宅内での家族への介助方法の指導や変更など様々な展開ができるメリットがあり、より個別性のある介護サービスが提供できるようになります。