CareWiz トルトで個別評価に基づいた口腔ケアを提供!ご家族・ケアマネ・自治体から大好評! | 社会福祉法人静和会 通所介護事業所府中静和寮

府中静和寮はどのような特徴がある法人/施設ですか?
地域密着型のデイサービスとして定員18名で運営しています。介護保険が開始される前の自治体の委託事業として運営していた事業所で、古くから地域の皆さまにご利用いただいています。そういった歴史を引継ぎながら、これからも地域に根差したデイサービスとなれるよう、日々、活動しています。人と人とのつながりを大切にし、また、その人一人ひとりに役割を担っていただけるよう、ご利用中は、“個”の時間と”集団”の時間をバランスとりながら過ごしていただいています。要支援の方から要介護5の方と、幅広い要介護度の方に、心地よい時間と空間を持っていただけるよう、ご支援させていただいております。
CareWiz トルトを導入した背景について教えてください。
口腔機能の評価というと、ムセや咳き込みなどの症状でリスク把握をしており、一旦機能が弱くなってしまっては回復することが難しく、食事形態の変更等で対応していました。また、機能評価はスタッフの目視や感覚によるものが多く、評価度合いが“人”によるものでバラつきが気になっていました。そこで目についたのがCareWiz トルトの口腔機能分析です。AIの力を借りて数値で把握することで悩みを解消できると感じました。また、リスクの早期発見にもつながり、ご利用者がいつまでも美味しく食することができるよう支援させていただけるのでないかと考え、導入に至りました。

府中静和寮では、どのようにCareWiz トルトを使っていますか?
現在のところは、導入して間もないため、主に生活相談員が撮影・分析係を担い、まずはCareWiz トルトに慣れることをポイントとして使用しています。ご利用者にも慣れていただけるように、説明会を開きました。また、ケアマネジャーへの報告書にレポートを添付して、口腔についての情報提供を行いました。点数評価を用いた分かりやすい表現になっているため、説明しやすく、納得を得られる機会が増えました。これから更に活用できるよう、CareWiz トルトの操作に慣れ親しんで、スタッフ誰もが扱うことができるようになり、ご利用者の口腔機能の維持・向上に役立たせていきたいと思っています。

CareWiz トルトを導入してどのように変化がありましたか?
スマホ1台で、撮影・分析ができるというCareWiz トルトの“手軽さ”が、取っ掛かりやすく、受け入れやすい印象を持っています。ご利用者やご家族には、ご利用者の口腔状態について“分かりやすい”と納得いただける機会が増えました。また、地域の方や自治体職員に紹介したところ、出張測定会を開催して、“予防”への意識向上に役立たせてほしいという、期待を込めた声もいただきました。これからCareWiz トルトの“手に取りやすさ”を通して、当事業所への通いやすさにも繋がればと希望を抱いています。
更に、以前は口腔機能向上加算の算定にあたり、「なぜ、ご利用者にサービス提供をする必要があるのか」「ご利用者の状態に適したサービスを提供できるのか」という点でケアマネジャーやご利用者に理解を得られませんでした。CareWiz トルトを用いて個別評価に基づいたサービスを提供できることで、ケアマネジャーやご利用者に口腔ケアの重要性、サービス提供の必要性を感じて頂けるため、加算算定にも活用しております。

今後取り組みたいことを教えて下さい。
現在はデイサービス内で使用している状況ですが、併設事業の居宅介護支援、定期巡回随時対応型訪問介護看護のサービスへ展開することで、ご利用者の生活全般を網羅して、口腔状態の測定、観察、情報共有ができると考えています。測定した結果をご自宅での食事や水分摂取のときに参考にしていただき、デイサービスのみならず生活全般を支えていき、口から食べる楽しみを続けていっていただければと思っています。また、地域の皆さんにもCareWiz トルトの機能を紹介することで、地域ぐるみで口腔機能、ひいては栄養維持への意識向上に向けた取り組みを行い、当事業所のPR活動に活かしていきたいと思っています。
最後に、今後CareWiz トルトを知り合いの方におすすめするとしたら、一番のメリットはなんとお伝えしますか?
口腔機能といった“体の中”の機能は目にすることが難しいため、CareWiz トルトの分析で目に見える“数値”に変換できるところが最大のメリットと考えます。また、機能の維持向上のための予防体操の実施へと、根拠をもった提案ができるところも納得が得られやすいと感じています。CareWiz トルトの目新しさ、分かりやすさ、お手軽さによって、目を引かれ、口腔機能へ意識が向くとも思います。CareWiz トルトによる現状把握、予防の提案によって、QOLや生活に対する意欲の向上につながる、そんな機会を与えてくれるツールだと感じています。
※2023年2月導入時の情報です。