「サービス提供方法」で大きな差別化に成功!地域包括支援センターからの問い合せが増加 | 株式会社ナガヨシ

目標はCareWiz トルトを大分県でご利用者の状態を把握するための「標準ツール」にすること
株式会社ナガヨシはどのような特徴がある事業所ですか?
弊社の特徴は本社がとんでもないド田舎にある事です。人口5000人、高齢化率50%近い大分県豊後大野市緒方町に本社があります。現在、本社以外に大分県に6拠点・福岡県に1拠点あり年内にもう1拠点開所予定です。また、それ以外では比較的この業界ではDXが進んでおり、全スタッフにiPadを支給しています。基本業務は全てiPadからグループウェアを通じて行い、書類はスキャンして電子化、クラウドに保管、閲覧ができるようにしています。そういったところからCareWiz トルトを導入する事が非常にスムーズでした。
CareWiz トルトを導入した背景について教えてください。
本社のある市では少子高齢化が進み、ここ10年ほどで介護保険料が急上昇、現在ピークを過ぎた状態です。その過程で全国に先駆けて地域ケア会議が行われ、福祉用具などの住環境整備のサービスも必要性を厳しくチェックされました。その際、専門職のアドバイザーから「手すりをつけすぎるとかえって身体機能が落ちる」などのご指摘があった場合、「そんなわけない。」と思いつつも、なかなか反論ができず、反論できるだけのエビデンスも無い、といったことで何度も歯がゆい思いをした経験があります。そのため、ご利用者になぜ歩行器が必要か?使うことで何がどう改善するのか?を具体的かつ客観的に提示できるツールを探していた経緯があります。

株式会社ナガヨシではCareWiz トルトをどのように使っていますか?
使い方は大きく分けて2つです。
①地域包括支援センター主催の介護予防教室などにお伺いして無料の出張歩容解析を行い、解析結果及びおススメの運動をお伝えする。
②弊社の歩行補助杖・歩行器などのレンタルをご利用されるご利用者に対して商品選定の際に行う。また、点検時にも継続して歩容解析を行っています。②の場合は独歩の状態と、福祉用具を使用した場合とで2パターン撮影し、その状態をサービス計画書に添付する形で保管、ケアマネージャーさんへ提出を行っています。

CareWiz トルトを導入してどのような変化がありましたか?
まず①を行うことにより地域包括支援センター様からのお問合せが増えました。担当営業と包括のスタッフさんとの距離感も必然的に縮まり、歩容解析以外でも様々なご相談等をいただけるようになりました。また、②についてはやはりケアマネージャーさんをはじめ関係職種の方に資料を共有しているのですが、非常に好評です。私たち福祉用具の会社は取り扱う商品はほぼ同じもので、価格差も介護保険を利用することにより10分の1に薄まってしまうので、競合他社さんと差別化が図りにくい業態です。そのため、CareWiz トルトを導入することにより、「サービスの提供方法」で大きな差別化を図ることができていると実感しています。

今後取り組みたいことを教えてください。
目標は「CareWiz トルト」を大分県でご利用者の状態を把握するための「標準ツール」にすることです。そのために自社で使用するだけでなく、県下の病院リハ室・デイケア・デイサービス、または地域包括支援センターなどに「CareWiz トルト」の導入を積極的におススメしています。また大分県の同業他社でも交流のある所には導入をおススメしています。それにより、大分県で根拠に基づいた福祉用具選定=ナガヨシのイメージを定着させたいと考えています。

今後CareWiz トルトを知り合いの方におすすめするとしたら、一番のメリットとして何とお伝えしますか?
1番のメリットは導入のしやすさ、使い勝手の良さです。動画が撮れる端末があれば測定できますし、さらに言えば動画を送っていただくだけで測定ができます。測定に専用の機器が必要だったり測定の条件が厳しかったりするとなかなか現場で浸透しづらいのですが、その点でも非常に自信を持ってお勧めできるツールです。