CareWiz トルトで運動効果が見える化されることで、新規利用者の増加や利用者の意欲・満足度向上へ | 株式会社 未来図Labo デイサービス未来図

〒880-0055 宮崎市南花ヶ島町281番地5
http://me-rise-labo.com/-
代表取締役、作業療法士
金子さま
-
フィットネス未来図 管理者 / 理学療法士
丸中さま
歩行補助具の提案や地域ケア会議など多職種連携においても重要なツールになっています。
未来図Laboはどのような特徴がある事業所ですか?
ご利用者様ができることには過剰な介入はいたしません。つまり、本当に必要な支援のみを提供する自立支援型のデイサービスです。例えば、リハビリ器具の準備、片付けはご利用者様にやっていただきますし、お茶などもご自身で注いで頂くことが原則です。そういったことが難しい方々に対して、食事や入浴を提供する長時間の利用枠もありますが、生活機能の改善が進めば短時間枠に切り替え、デイサービスでの食事や入浴を卒業していただくなど、自立支援を徹底しています。 職員の9割は医療職(約半分がセラピスト)という職員配置も珍しいと思います。職員のスキルや経験をもとに、運動のみならず、口腔や栄養面へのアプローチにも注力しています。

CareWiz トルトを導入した背景について教えてください。
元々は、宮崎市や新富町など、自治体と様々な実証事業・研究を行う中で、CareWiz トルトを知りました。実際に利用してみて、短時間で歩行状態を可視化できることを実感できました。特にセラピストではないスタッフがCareWiz トルトを使うことにより、より専門的な視点でご利用者様へアプローチできるというメリットを感じました。すべての職員が根拠をもって自立支援サービスを提供するために必要なツールであると感じたため、本格導入を決めました。
未来図LaboではどのようにCareWiz トルトを使っていますか?
多様なシーンにおいてCareWiz トルトを使っていますが、特に体験時に使うことが多いです。CareWiz トルトを使って、現状を把握していただくのはもちろん、運動後の効果を実感していただくようにしています。「歩き方が良くなっている!」など嬉しいお声を聞けることが増えました。
体験当初は、サービス利用に消極的だった方も、成果を実感できると気持ちが前向きになるものです。CareWiz トルトは、新規利用者様の増加という観点でも有益なものだと思います。

また、福祉用具の導入、提案にも役立っています。セラピストがリハビリ的観点から、歩行補助具を使った方が効率的に歩行できると判断しても、杖等の使用に対してなかなか前向きになれない高齢者が多いのが実情です。そのような場合にCareWiz トルト(歩行分析AI)を活用することで、「歩行補助具を使ったら、これだけふらつきが減りますよ。」と視覚的に根拠を持って伝えることができます。こういった関わりにより、歩行補助具の使用を開始し、結果として活動性、身体機能が向上し、最終的に歩行補助具が必要なくなるまで成果が出た事例もあります。
その他の場面としては、地域ケア会議においてもCareWiz トルトを活用しています。未来図Laboは地域ケア会議の事例として取り上げられることが多いのですが、その際、前述した歩行補助具の事例等を自治体に示すことで、リアルなリハビリの成果を伝えることができます。また、ご自宅での生活状況を動画で撮り、住宅改修の必要性を示すなど、その場にいない(ご自宅の様子を見ることのできない)第三者へ、ありのままの現状を伝えるツールとしても有効だと思います。今後もCareWiz トルトの活用場面は増えると考えています。
CareWiz トルトを導入してどのような変化がありましたか?
「満足度」と「効率化」において、変化がありました。ご利用者様からすると、日々取り組んでいる運動の効果が見える化されることで満足度が上がり、スタッフとしては、その効果を効率的に伝えることができます。地域ケア会議における活用においても、遠隔にいながらご自宅やご利用者様の状況をありのまま伝えることができるため、動画をもとにタイムリーに議論ができますし、自治体や他事業所との連携時間を格段に効率化できます。
また、ケアマネジャーの理解促進という観点からもプラスの変化がありました。現場のスタッフは、計画や評価などを文字にすることが多いと思いますが、CareWiz トルトを導入することでケアマネジャーは直感的に状態を把握できます。可視化された歩行状態を見てご利用者様の状態を把握することができるので、様々な職種とのチームケアにおいても有効ですね。
今後取り組みたいことを教えてください。
現状、セラピスト以外のスタッフは、セラピストから共有された結果を見て、個別トレーニングに取り組んでいます。CareWiz トルトを最大限に活用することで、全てのスタッフがセラピストに近い根拠に基づいた知見で利用者にアプローチできるようになると考えています。
また、自治体と複数台のデバイスを準備し、動画を共有できる環境を作ることで、ケア会議を開催せずとも、タイムリーにアドバイスが行えるという仕組みの構築もぜひとも実現したいです。
今後CareWiz トルトを知り合いの方におすすめするとしたら、一番のメリットは何とお伝えしますか?
「短時間で、伝えたい情報をわかりやすく提供できること。」この一言に尽きると思います。CareWiz トルトは動画を撮るだけで歩く速度やふらつき等を可視化してくれるということが1番のメリット、価値だと思います。煩わしいことは一つもありません。こういったものを積極的に使った方が「満足感を引き出すためのプロセスや時間が本当に効率化するよ」とぜひ伝えたいですね。
介護の現場でも、このようなサービスが標準的なものになり、多くの利用者の自立支援が加速する世界が到来することを確信しています。