フィットネス型デイがCareWiz トルト導入で利用者の運動継続促進を実現! | ジャパンボディテクノロジー株式会社
意識変容に効果的な声かけや意識づくりの活性化!
ジャパンボディテクノロジー株式会社はどのような特徴がある法人/施設ですか?
元気に美しく歩くことに重きを置いたフィットネス型デイサービスです。
”歩行支援”をコンセプトにして下肢筋力を維持しながらご利用者さんの自立した生活を目指しています。
事業所を立ち上げた経緯は、もともと糖尿病患者の血糖値が運動をしても全く良くならなかったことがきっかけでした。もっと早い段階で運動療法をしていれば健康な期間が長かったのではないか?と思い、「歩行」に特化した事業所を立ち上げました。
歩行特化型デイサービスを運営する中で感じていた課題について教えてください。
事業所を立ち上げたときに強く感じていた課題は「定量化=見える化の必要性」です。
体力測定を行う中で、様々な持病をお持ちのご利用者さんに対して、適切な評価をするため多くの時間と人員を割く必要があり、その分コストもかかります。体組成計を使用した評価も実施しましたが、高齢者の方は基本的に筋肉量が増える方よりも減っていく方のほうが多いですから、適切な評価にはつながらず評価に難しさを感じていました。
そこで、ご利用者さんの「良くなった」「維持できている」という実感を客観的評価で示せれるものはないかと探していたところ「CareWiz トルト」に出会いました。
CareWiz トルトでは、実際に歩いている状態を評価でき、他社製品と比較しても非常に実践的であると感じました。歩行に関するアドバイスやおすすめ運動もわかりやすく表示されるので、導入を決定しました。
CareWiz トルトを使用してどのような変化がありましたか?
2年間CareWiz トルトを使用して、姿勢を改善されている方がかなり多いことを実感しています。
実際に過去の歩行と比較してみると、姿勢が改善されていることが客観的にわかります。またCareWiz トルトで評価は点数で表されるので、実際に施設で行っている体操の効果を感じていただけますし、職員としても適切な体操ができていることをCareWiz トルトを通じて実感できるのは非常に良いです。CareWiz トルトには施設のサービスの良さや方向性が間違っていなかったことを裏付ける役割もあります。ご利用者さんにとっては、点数で評価がされるため日々の運動の励みにもなっています。
さらに見学時にCareWiz トルトを使用し、歩行に対する意識付けができた結果、契約につながるという効果も出ています。ご利用者さんは歩行分析を行う機会はないですから、皆さん自身の歩行の様子をご覧になられると注意点や改善点が明確になり、身体機能改善に半ば諦めていた方ももう一度挑戦してみたいと思っていただけるようです。
CareWiz トルトを使用して歩行が改善された事例を教えてください。
CareWiz トルトによって運動意欲が向上し歩行が改善された事例があります。
もともと問題なく生活されていた75歳の男性が、コロナ感染による入退院後に下肢筋力が低下し、退院時は車いすを使用するほどでした。それからは自宅で過ごせるようにと、なんとか伝い歩きで歩けるようになった状態をCareWiz トルトで分析しましたが、点数がかなり低かったです。普段なかなか自身の歩行の様子を見ることはないですから、ご利用者さん自身もご自分の歩く姿を見て、意識が変化しました。それからはトレーニング中も「どれくらいの距離で」「どれくらいの速度で」また「どのような運動をすれば改善していくのか」をご本人がかなり意識するようになりました。1年半後にはご自宅のある大田区から江の島まで電車を使って観光するなどおよそ2万歩歩けるまでに回復し、日々の行動範囲も広がり、歩行がかなり改善されたことをご利用者さん自身も実感しています。
CareWiz トルトの歩行動画で現在の自分の状態を認識し、点数化されることによってトレーニングの効果を実感できたため意欲向上につながった事例です。
ご利用者さんの運動継続の励みになるために意識的に取り組んでいることを教えてください。
「声かけ・伝え方」と「意識づくり」を意識しています。
一点目の「声かけ・伝え方」では、モチベーションを維持するためにマイナスのことを伝える際は、ポジティブな言い方でフィードバックをするように工夫しています。CareWiz トルトで出てくる結果シートも同様の表現がされているため伝えやすいですが、付け加えたアドバイスを行うと、さらに良くなります。例えばCareWiz トルトの結果からふらつきの点数が低かった場合でも、「ふらつきが良くなればより安定した歩行になりますよ。」等とプラスの表現で伝えています。
二点目の「意識づくり」では、みんなが見ているところであえて歩行を計測するようにしています。緊張感はありますが、自分よりも正しい姿勢で歩いている人を見ると刺激を受けて自分もあのようになりたいと思われる方が多いです。この取り組みにより、歩くことに対する意識を再認識することができますし、これからどのようになっていきたいか職員と一緒に考えていくことでより意識と行動の変容にもつながります。
今後CareWiz トルトを知り合いの方におすすめするとしたら、一番のメリットはなんとお伝えしますか?
CareWiz トルトの良い点は、スタッフの誰が測定しても正しい評価が得られる為、信憑性が確保されることだと思っています。事業所を立ち上げた際「いい加減なものは提供しない、専門的なサービスを提供する」ことをモットーとしましたが、数値できちんと評価してくれるCareWiz トルトは当社の評価システムの中で最も重要なファクターになってくれています。
「AI」が社会的なツールとして用い始められている現在において、CareWiz トルトの評価を「妥当な評価」とご利用者及びご家族、またケアマネジャーの方などが受け入れてくださり、多くの共感を得ることにも成功しています。
実務面においては、CareWiz トルトのコミュニケーションシートをケアマネジャーに渡す毎月の報告書として扱えるのも大きなメリットとなっています。報告書の中で過去と比較して改善していることを示せることは、当社が提供するサービスの正当性や確実性を伝えることができ、評価を得ることに貢献してくれています。