歩行状態の見える化で利用者・スタッフの意識改革に成功! | 社会福祉法人奉優会 奉優デイサービス川崎有馬

〒216-0002 神奈川県川崎市宮前区東有馬3-19-8 MSビル2F
https://www.foryou.or.jp/facility/kawasakiarima/w119/-
通所事業部第5エリア課長
古林さま
職員の自発的な動きにより、バリエーション豊かな運動メニューが提供できるようになりました
奉優デイサービス川崎有馬はどのような特徴がある事業所ですか?
幅広い年代の方々が利用されていますので、それぞれ楽しいと感じるものが違います。
奉優デイサービス川崎有馬では、どなたでも楽しいと感じて頂けるよう、複数の選択肢を毎日ご用意し、IT機器やWi-Fiも完備していますので、大型スクリーンを活用したARやVR等も体験できます。その他、法人独自のサービス(公益型混合介護サービス)も提供しています。送迎時のゴミ出しや夕食提供、居室内介助、お買物支援などを、通所サービスに無償または低額で提供することで、住み慣れた地域でその方の望む在宅生活を支援しています。
CareWiz トルトを導入した背景について教えてください。
法人内からの紹介で導入することになりました。決め手としては、誰でも5m程度の歩行動画を撮るだけでAIが歩行状態を分析してくれ、歩行時の身体のバランスや課題等が一目で分かることです。また、経時的に解析結果が見られる為、日々の生活の中で課題が改善しているか否かも分かり、継続的にご利用者の運動意欲に繋がり、職員の利用者把握にも役立ちます。CareWiz トルトは歩行器や杖等の歩行補助具が必要な方等どなたにも対応できるのはすごいと感じます。今後、当事業所では個別機能訓練を算定する予定なので、デイでの機能訓練がCareWiz トルトでどのような結果に結びつくかも楽しみです。
奉優デイサービス川崎有馬ではCareWiz トルトをどのように使っていますか?
まだ導入間もないので、現段階では歩行移動のご利用者に対して定期的に動画を撮っています。月内に一度の動画撮影を行う意識づけを複数の職員に行っています。コロナ禍で長欠や体調不良等でのお休みも多々ありますが、定期的に動画撮影できた方に関しては、ご本人や担当ケアマネジャーへお渡ししています。おすすめの運動方法を教えてくれるのも嬉しい点です。また、見学にいらした方には、お試しで動画を撮り、結果をすぐに印刷することで「こんなこともわかるのね!」「ちゃんと歩けていると思っていたのに。」と驚かれ、運動の必要性をお伝えしたり、営業活動にも活用しています。

CareWiz トルトを導入してどのような変化がありましたか?
まずは動画をご利用者と一緒に確認します。「こんなにフラフラ歩いているの?危ないわね!」「おばあさんみたいな歩き方ね。」とそこで会話が弾みます。その後にAIによる評価やアドバイスを一緒に確認することで、デイでの運動だけでなく「家でも頑張る!」という意欲向上の声を聞くようになりました。当事業所は理学療法士等のリハビリ専門職の配置がないので、実践的なアドバイスを行うことが困難でしたが、シートを持ち帰ることでご家族へ課題や必要な運動内容を共有することができるようになりました。また、職員も結果が見えるようになったことで、日々の体操などの意識が高まり、自発的に様々な体操を考え、バリエーション豊かな運動メニューを提供できるようになりました。
今後取り組みたいことを教えてください。
今後は機器を使用した個別機能訓練加算を取得予定となっていますので、個々の場面課題における運動を提供するだけでなく、在宅生活継続の上では歩行状態の維持向上が必須となりますので、個別運動が歩行状態にどのように影響するか検証してみたいと思います。そしてCareWiz トルトから得たデータを活用し、根拠に基づいた科学的な介護を提供していくことで、サービスの向上に繋げていけたらと考えています。
今後CareWiz トルトを知り合いの方におすすめするとしたら、一番のメリットとして何とお伝えしますか?
誰でも簡単にその方の歩行状態が継続して把握できる!
見やすく分かりやすいシートなので、高齢者の方も興味を持ってくれます。