経時的に動画を確認することで、専門職とのリアルな情報共有に成功 |

浦添市はどのような特徴がある自治体ですか？

人口約115,000人、高齢者人口約23,000人、高齢化率20.2％（令和3年5月末時点）と、国・県平均と比較しても若い市です。2016年3月には総合事業を開始し、介護予防事業を推進することで市民一人ひとりの生活の質の向上と、健康寿命の延伸を目指し支援をしています。

CareWiz トルトを導入した背景について教えてください。

浦添市では地域のサークル立ち上げ支援の際、数名のスタッフを配置して体力測定を行っていましたが、結果入力に時間を要してしまうといった課題がありました。また、訪問サービスCや地域ケア会議を通して理学療法士等の専門職からアドバイスを受けていますが、実際の対象者の状況が共有しづらいことなども課題となっていました。そこで、歩行状態などの動画を見ることで、専門職との情報共有が行いやすくなるのではないかと考え、動画及び測定結果が経時的に確認でき、撮影はiPadのみで手軽に行うことができるCareWiz トルトの導入を決めました。

浦添市では、どのようにCareWiz トルトを使っていますか？

主な活用例は、通所・訪問型サービスC事業や地域のサークル立ち上げ支援で、実施前後の体力測定と併せてCareWiz トルトによる測定を実施しています。

CareWiz トルトを導入してどのような変化がありましたか？

短期集中的に介入する通所・訪問型サービスC事業の前後で歩行分析結果の比較だけでなく、実際の歩行動画を確認する事で、改善点が共有しやすくなりました。動画や測定結果が経時的に確認出来る事や、動画を比較する事で、本人へのフィードバックだけでなく、サービス事業所との共有も行いやすくなっています。

今後取り組みたいことを教えてください。

本人からの同意を得た上で、地域ケア会議等の場でも活用していきたいと考えています。
動画を見ることで、より具体的なアドバイスが出来る事などが期待できると考えています。